2017/05/04

Office Deployment Tool の雑記

Microsoft Office 製品って最近は、インストールするときにいろいろまとめてインストールされて少しうるさかったりします。

そんな時に便利なのがOffice Deployment Toolです。

Officeに含まれる不要なアプリケーション(outlookだけいらないとかSwayはいらないとか)を除いてインストールできます。


さて、とりあえずツールのダウンロード先です。

上記のリンクからダウンロードできるんですが、まずここからがすでにトラップ!
ダウンロードされたファイル名だとまぁ、何用がダウンロードされたか見当つかないです・・・・。


では、ツールを使ってみましょう。今回はOffice2016用でやってみます。

  • officedeploymenttool_8008-3601.exeを実行します。
  • インストールの確認がされるので、チェックを入れて、Contineをクリック
  • 展開先を選びます。
    今回は「 C:\temp 」にしときます。
  • OKをクリック
    選んだ展開先を確認してみましょう configuration.xml と setup.exe があります。
これで準備ができました。
次は、configuration.xmlを編集します。
まず開いてみましょう。
コメントもたくさん入っていますので、必要部分のみ抜粋です。

<configuration>

  <add channel="Current" officeclientedition="32">
    <product id="O365ProPlusRetail">
      <language id="en-us">
    </Product>
    <Product ID="VisioProRetail">
      <Language ID="en-us" />
    </Product>
  </Add>

  <!--  <Updates Enabled="TRUE" Channel="Current" /> -->

  <!--  <Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" />  -->

  <!--  <Property Name="AUTOACTIVATE" Value="1" />  -->

</Configuration>

このファイルの編集が必要です。

今回は
  • 64ビット版 日本語 Home And Buisness版をインストール!
  • Outlooを入れない!
をやってみます。 とりあえず下記のように書き換えます。詳細はあとから

<configuration>

  <add channel="Current" officeclientedition="64">
    <product id="HomeBusinessRetail">
      <language id="ja-jp">
      <ExcludeApp id="Outlook">
    </Product>
  </Add>

</Configuration>

なんとなくわかってもらえるでしょうか? 4つのポイントを赤文字にしました。
  1. アーキテクチャ
    officeclientedition の項目を書き換えます。
    64ビット版なら 64
    32ビット版なら 32
  2. 製品選択
    Product 要素のidの項目で指定します。 HomeandBusinessをインストールしたいなら、HomeBusinessRetailを指定します。
    このIDどうやって調べるの?ってことなんですが、
    公式が クイック実行用の Office 展開ツールでサポートされる製品 ID ってページを置いてます。
  3. 言語選択
    language 要素のid項目を"ja-jp"と書き換えることで言語を変更できます。
    英語版(en-us)はやったことあるんですが、ほかの言語はできるかわからないです。
  4. 除外アプリケーション
    Product要素の子要素としてExcludeApp要素を作ります。
    ID要素にインストールから除外したいアプリケーションを設定します。
    この要素名は公式に Office 2016 展開ツールの構成オプション に記載があります。

    ID="Access"
    ID="Excel"
    ID="Groove"
    ID="Lync"
    ID="OneDrive"
    ID="OneNote"
    ID="Outlook"
    ID="PowerPoint"
    ID="Publisher"
    ID="Word"
    とかが選べます。
このファイルの編集に関しての詳細な公式なドキュメントはです。
Office 2016 展開ツールの構成オプション

さて、設定ファイルの準備ができました。

Office本体のインストールをしてみましょう。

コマンドプロンプトを立ち上げて、展開先(今回はC:\temp)に移動しましょう。

setup.exe /download configration.xml と入力して実行しましょう。
Officeのダウンロードがされるので、しばらく待ちます。


setup.exe /configure configration.xml と入力して実行しましょう。
インストールが始まりますよ!



インストール完了です。



これでOutlookを除いたoffice 2016 Home And Busines 64ビットがインストールできました。!
結構簡単ですね。
この後はアプリケーションを立ち上げると、下記みたいなライセンス認証を要求されるので、
適切なライセンスキーの入力をしてくださいね!

このツールなんですが、設定できる項目はかなりあるようなんですけど、
どうにも公式なドキュメントにたどり着けない印象が強かったので、まとめてみました。

ご参考になれば・・・。

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